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大人になるのは、自由で楽しいことだった。学校が苦手な私が「あの頃」、知りたかったこと

2019年12月14日

大人になるのは、自由で楽しいことだった。学校が苦手な私が「あの頃」、知りたかったこと

大人になるのは、自由で楽しいことだった。学校が苦手な私が「あの頃」、知りたかったこと

学生時代に戻りたい、なんて話す大人は多いけれど、私は学生時代が終わるのを心待ちにしていました。

「みんなと同じ」であることが求められていたあの頃。もし「みんなと同じじゃなくてもいい」と思えていたら、いろんな選択肢があることを知っていたら。もっと早く自分の居場所を見つけられていたのかもしれない、なんて思います。

 

「みんなと同じ」になれなかった学生時代

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友達はいたけれど、集団生活が苦手。女子特有の同調や共感が求められる雰囲気に居場所を見出せなかったのが大きな理由です。影では悪口を言っていたり、仲間はずれをくり返したりする姿を見て、ただ虚しさを感じていました。

そんなふうに同級生をながめていると、「みんなと同じじゃなきゃいけない理由」はますますわからなくなるばかり。でも、そのなかに加わりたいと思えない私のほうがおかしいのか、協調性がないのかと悩んだこともありました。

当時は、涼しい顔で周りを見ていたつもりだったけど、ひとりで過ごすのもみじめだったし、みんなみたいに無邪気になれない自分が寂しかった。だから、こんな毎日から早く抜け出したいと思っていました。孤独と隣り合わせの学生生活は、あの頃に戻りたいと語れるようなものではありませんでした。

あの頃はインターネットが普及しはじめたばかりで、今ほどいろんな情報が入ってくることがなくて、子どもである自分に選択肢があることすらも知りませんでした。

いろんな居場所がある大人と違って、子どもにとっては学校と家が世界のすべて。そこに居場所を見出せなければ、孤独になるしかない。私はそう思い込んでいました。
 

もしあの頃、これを知っていたら……。本当は、選択肢はたくさんあった

 
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これまでに、保育園の経営者である小林優歌さん認定NPO法人ReBitの教育事業部マネージャー・小川奈津己さんなど、信念を持って働く大人にインタビューをさせてもらい、私が感じたことも交え、クリスクぷらすで紹介してきました。

話を聞いて思ったのは、「子どものとき、これを知っていたらどう思っただろう?」ということ。

人と同じじゃなくてもいいこと、いろんな選択肢があること、大人は意外と自由なこと。学校や家庭以外の世界があること。他の世界を選ぶのは悪いことではないこと。もっと自分の素直な気持ちを伝えてもいいこと。

全部、あの頃の私が知りたかったこと。
そして、ここにたどり着いた人たちにも知ってもらいたいこと。

インターネットの弊害もあるかもしれないけれど、クリックひとつでたくさんの情報が得られる今を最大限に活かせるのも、この時代に生まれた特権なはず。インターネットで出会う情報が希望をくれるものであることを願っています。
 

大人の言うことがすべて正解なわけじゃない

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「私も同じだったから、あなたの気持ちがわかる」と思っているわけでは決してありません。正解でも間違いでもない、私個人の想いです。

この気持ちは、インタビューをさせてもらったNakamuraEmiさんの「大人の言うことを聞け」という曲が代弁してくれています。

大人のいうことを聞け 決して言う通りにしろじゃない
光っていたら信じて 腐っていたら反面教師
聞いて 流して 信じて 捨てて 良くも悪くもお手本だ
子どもと大人の真ん中のこの曲も聞いて捨てろ

NakamuraEmi『大人の言うことを聞け』より

あの頃は、大人の言うことを「聞く」か、「聞かない」かの二択しかなかったけれど、「聞き流す」という選択肢があって、「信じる」か「信じない」か選ぶ権利もあったんだ。この曲を初めて聞いたとき、自分が学生のときに出会いたかったと思いました。

親や先生と接していると、どうしても「大人の言うことが正解」だと言われている気持ちになることは多いと思います。そう思っている大人も、そういう言い方をする大人がいるのも事実です。でも、お手本にするのも反面教師にするのも、本当は自由。

何が正しくて、何が自分にとって大切なのか。まずは自分の心と向き合って、自分なりの正解を見つけることが一番大切なことなんじゃないかと思います。それは、誰のためでもなく、いつかの自分のために。
 

何かを始めるのに、遅すぎることはない

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そして、いろいろな生き方に触れて、自分の未来を好きなように描けるのは、子どもも大人も同じ。

「何かを始めるのに、遅いなんてことはない」

これは、持病を理由にダンスや体育ができなくなったときに小学校の担任に言われた言葉です。私はこの言葉のおかげで、そのときの状況を少しだけ前向きに捉えられました。

当時は未来がすべて閉ざされたように思えたけど、あの経験があったからこそ、好きなことができる喜びを人一倍感じられるようになったのかもしれません。

小学生の頃から自分の思いを口に出すのは苦手。でも、作詞をしたり日記を書いたり、言葉にふれるのは好きでした。

将来をどうしようかと悩んでいた2年前、ライターのお仕事を始めるきっかけがありました。学生時代の経験が言葉の大切さを教えてくれて、ライターのお仕事に繋げてくれたのかもしれません。

生まれる場所や環境は選べないけれど、大人になれば住む場所も出会う人も、すべてを自分で選ぶことができます。もし、あなたが今いる状況にもどかしさを感じているとしても、いつだって何回だってやり直せるし、始めることはできる。

大人は思っているよりも自由で楽しいものだから。

(執筆:橋本結花 編集:鬼頭佳代/ノオト)

プロフィール
橋本結花

シンガーソングライターとして活動後、ライターに転身。
2019年11月1日、ひとり時間をテーマにした「Me-time」というコラムメディアをスタート。ひとりの時間を大切にすることは自分らしく生きることにも繋がる、という思いで始めました。


http://me-time.site/
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