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「集中するならオンライン」の選択肢も 新しい時代の習い事の可能性

2020年12月21日

「集中するならオンライン」の選択肢も 新しい時代の習い事の可能性

「集中するならオンライン」の選択肢も 新しい時代の習い事の可能性

「集中するならオンライン」の選択肢も 新しい時代の習い事の可能性



インターネットを活用して、勉強をしたり、趣味に取り組んだりする機会が増えた2020年。習い事を取り巻く環境はどのように変化したのでしょうか?

「オンライン習い事は、良い意味で学校とは違う集中環境が作ることができる」と話すのは、株式会社Peby Style取締役の米倉久曜さんです。

1_米倉さん

同社は「子どもの未来に選択肢をを合言葉に「PebyCollege」という習い事サービスを運営しています。

この5月には、「コロナ禍の学習に悩む保護者の声」を受け、幼児から中学生までを対象にしたサブスクリプション型のオンライン習い事サービス「Study Collect(スタディコレクト)」を開始しました。

今回は、オンライン習い事を続けている中学生の状況、オンラインで自分に合った先生を探す時のコツなどを米倉さんに教えてもらいました。




「学びの場」として活用されるオンライン習い事

同社で中学生がよく利用するのは、「英語や数学など学校の勉強に直結する内容」や「英検や漢検をはじめとする資格対策」など、学びの一貫になる講座。

いわゆる、地域の学習塾や教室などに通う代わりに、オンラインで習い事をしているケースが少なくありません。

「英語の点数が悪くなってきたので受講しました」という受講生の声も実際に寄せられています。他には、アートやバレエなど、自宅にいながら教養や文化領域に触れたくてレッスンを受けている受講生もいるそうです。

継続している受講生の大半は「オンラインレッスンに魅力を感じてくれた」



米倉さんによると、勉強に直結する内容のオンライン習い事を利用しはじめる動機は、大きく3パターンに分けられるそうです。



・休校中の代替授業や、補習や自習の機会を探している
・学校のオンライン授業の内容を補足したい

・不登校などの理由で学校以外の学習機会を求めている



さまざまなバックグラウンドの生徒がいる中で、今も継続している理由の多くが「オンラインで学ぶことに魅力を感じたから」でした。



「オンライン学習の進めやすさ、取り組みやすさを実感した子どもたちが、現在もレッスンを利用してくれています。双方向のライブ配信で授業が行われるため、疑問点をその場で質問し、先生からすぐにその回答が得られることを喜んでくれる生徒さんも多いです」(米倉さん)



実際に、「学校のオンライン授業は先生が内容を説明してくれる動画だったけど、(オンライン習い事ならば)リアルタイムで先生と会話しながらレッスンできるので、質問もでき、分かりやすい」という受講生の声も。
 

オンラインレッスンでも集中力は保てる


オンラインレッスンを始めるまでは、「子どもたちがパソコンの前で集中して話を聞いてくれるか、正直不安だったが、過剰な心配だった」と振り返る米倉さん。



「実際にレッスンを進めていく中で、生徒の名前を呼ぶ頻度を調整したり、グループの人数に応じて進め方を変えたりすることで、子どもたちはオンラインでも50分間、しっかり集中してくれることが分かりました。授業中の離脱もほとんどありません」



同サービスでは、講座内容と開講時期によって、個別指導から60人を超えるグループレッスンまで、人数やメンバーが都度変わります。こうした環境下でも、子どもたちが集中できた理由を質問すると、「先生が自分の姿を画面越しから見てくれている安心感があるから」だと米倉さん。



「オンラインで教えている先生たちは、NetflixやYouTubeなど面白いコンテンツを届けているサービスよりも楽しいレッスンをするために、内容はもちろん、子どもたちの名前を呼ぶタイミングや回数、合図の出し方などを日々研究しています。『一人ひとりの生徒をしっかり見ているとこと』を態度から伝えるよう心がけています。この姿勢に子どもたちが安心してくれたのだと思います」


ただ動画で授業をすればいいのではなく、先生を身近に感じられる工夫があることで、学びへのモチベーションが高まるのかもしれません。

s2_授業風景
学校と同じようにチャイムなどの効果音を取り入れて学ぶ場としての意識を受講生に持たせたり、先生の背景に映る掲示物から講師の人柄や授業スタイルが分かるようにしたりするなど、初めてでも安心できる環境がつくられています。


またオンラインレッスンを重ねるにつれ、生徒たちの間で「今は学ぶ時間」という雰囲気がつくられてきたことも、集中できる要因の一つだそうです。



「中学生だけに限った話ではありませんが、授業中に騒がしい子がいたり、ミュートし忘れている子がいたりしたら、子ども同士で注意しあっています。これはオンライン授業を進めていく中で見られるようになった光景です」


 

誰の目も気にせず「集中できる環境」がある


この半年間のオンラインレッスン内の雰囲気を振り返る中で、「良い意味で学校とは違う集中環境がつくれた」と米倉さんは話します。



「『なに頑張ってるのー!』などの学校特有の冷やかしってありますよね。その点、オンラインならこうした声や目を気にせず勉強に集中することができます。保護者の方からも、『オンラインの方がうちの子どもには合っていた』という声が届きます」


s3_イメージカット


その一方、こうしたオンライン習い事が一定の基準を満たせば「不登校生徒の出席扱い要件」になることを把握しているご家庭がまだまだ少ないこと、その制度を利用するハードルの高さについて次のように説明してくれました。



「オンラインやICT環境を使ったレッスンでも、定期的に通ったり、学校の履修内容に沿った指導を受けていたりすれば、出席扱いの対象になるという法改正が2005年にありました。ただ学校と保護者の連携が難しいこと、本人の意思が必要など、制度を使うためにはさまざまな問題があります。制度自体をご家庭にお伝えしていくことはもちろん、その一方で利用ハードルの高さがあるのも事実です。そのため学校に行けていない生徒でも学べるようなカリキュラムに調整しています」
 

オンラインで相性の良い先生を探すために「親子でレッスンをチェック」しよう

では、オンライン習い事をこれから始めたい場合、どのように先生を探したらよいのでしょうか。米倉さんは「その先生のレッスンを実際に見ること」をおすすめしてくれました。



「試しにレッスンを一度聞いてみるだけでも、その先生や教室の雰囲気がつかめると思います。よくあるのが、最初に保護者の方が視聴し、良さそうならお子さんにすすめるパターンです。双方が納得した状況で授業に参加することができます」


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さらに、オンライン習い事との比較だけでなく、「地元で開かれている対面の教室と見比べる点でも有用」だと続けます。



「家の中でも学べる時代になったからこそ、地元の教室とオンライン習い事を比較できる時代となりました。どのスタイルが合うかは人それぞれです。きっと今後は、オンラインから最初に習い事を探し始めるのが、これからの時代のスタンダードになると思います」



コロナ禍で一定の認知を得たオンライン習い事。これまでの生活に戻っても、選択肢の一つになっていきそうです。


(取材・執筆=スギモトアイ、編集=鬼頭佳代/ノオト)

<専門家のプロフィール>
株式会社Peby Style

「子どもの未来に選択肢を」を合言葉に習い事サービス「PebyCollege」を運営。2020年5月には、「コロナ禍の学習に悩む保護者の声」を受け、幼児から中学生までを対象にしたサブスクリプション型のオンライン習い事サービス「Study Collect(スタディコレクト)」を開始。

http://pebycollege.flips.jp/?page=page18

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